とあるエンジニアのライフログ

記録しよう、なんでも

2013-01-01から1年間の記事一覧

姑獲鳥の夏/京極夏彦

京極夏彦におけるミステリィ。 分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)作者: 京極夏彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/04/17メディア: 文庫 クリック: 15回この商品を含むブログ (81件) を見る 分冊文庫版 姑獲鳥の夏 下 (講談社文庫)作者: 京極夏彦出…

甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実/中村計

今年の甲子園は花巻東・千葉翔太くんが話題をさらったようだがカット打法がありなのかなしなのかは本書を読むときっと考え方が変わると思う。甲子園に対する考え方が180度変わる、はず。カット打法について賛否両論になるのは至極当然のことで、なぜなら…

海辺のカフカ/村上春樹

世界的に評価の高い村上春樹の中二病全開の作品。読んだのは二回目であるが読み返すと何を意図しているのかがぼんやりとわかってくる。まず最初にこの作品の本質や意図するところは言葉で説明することはできない。作中にあるように「言葉にした瞬間に意味の…

SOSの猿/伊坂幸太郎

とても読みやすくて解りやすいんだけど深いっていうすごくいい小説。作者がエンジニア経験があるためシステムに関連する描写がとてもリアルだった。出てくるキャラクターがそれぞれ魅力的でくすっとさせられるセリフが多かった。 SOSの猿 (中公文庫)作者: 伊…

殉死/司馬遼太郎

乃木希典の生き方は、何かを思う、慕うことがいかに美しいかがわかる。こんな軍人もいたのだと、ただ圧巻です。 殉死 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/08/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (…

こころ/夏目漱石

こころ (新潮文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/03メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 370回この商品を含むブログ (432件) を見る ひとにはこころがあるのだと、初めて思った。

神々の山嶺/夢枕獏

エレベストに挑戦する男たちの壮絶なる山岳小説。圧巻。 神々の山嶺(上) (集英社文庫)作者: 夢枕獏出版社/メーカー: 集英社発売日: 2000/08/18メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 209回この商品を含むブログ (79件) を見る 神々の山嶺(下) (集英社文庫)作者…

屍者の帝国/伊藤 計劃, 円城 塔

フランケンシュタインがもし世界中に量産されたら?というSF小説。ダークなテーマなのに全体に流れる心地良い雰囲気がとてもいい。 屍者の帝国作者: 伊藤計劃,円城塔出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/08/24メディア: 単行本購入: 43人 クリック: 1…

流れよわが涙、と警官は言った/フィリップ・K・ディック

朝起きたら、誰も自分のことを知らない世界だったーという内容から始まるアイデンティティをテーマにしたSF小説。人は嘆く時に涙を流す、愛する人を失った時、大切なものをなくした時。だから警官(パックマン)は言う「流れよわが涙」と。涙を流すことを忘…

くらやみの速さはどれくらい/エリザベス ムーン

主人公が自閉症である、宇宙人も戦争も出てこないなんだか優しいSF小説。 くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4)作者: エリザベス・ムーン,小尾芙佐出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/12/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 19回この…