とあるエンジニアのライフログ

記録しよう、なんでも

空気人形

見ていて嫌な気分になるが、またそれもエンターテイメントということ。男の性がとことん汚く描かれてる。

 

自分の性を満たすため、都合の良いダッチワイフ、しかし世の中にはそんなダッチワイフ化させようとする男も少なからずいる。そんな男の我儘や自己愛が描かれて嫌な気分になる。人を愛するということと、自分をどこまでも愛すると言うことは違う。そして人と生活をするということは(少なからず)自分の都合の良いことばかりではないのだ。面倒臭いこともあるし、妥協しなければならないこともある。射精して、あとは帰ってもらうというわけにはいかないのだ。ダッチワイフと一緒に暮らすということはどこまでも自分の世界を作ると言うことだ。髪、口、オーデコロン、相手の人格を無視した虚像を生み出す。結婚が当たり前でなくなった昨今、これからそういうにんげんが増加するはずだ。その先に一体何があるのだろう?ある意味で共感が少なくなる人が増えるだろう。そして他人にあまり期待しなくなるのかも知れない。衝突を避けた優しい世界だ。そんな気がする。